風邪っぽくて夜中から夕方頃まで長い間寝ていた。お陰で少し良くなった気がする。
その間見ていた夢が気になったので書き留めておきたい。
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舞台は学校のような、教室みたいな部屋が沢山ある建物。
私は子供ではなく大人の立場で、その日はとある教室二部屋の掃除をすることになっていた。
他のチームもいてそれらのチームも別の箇所の掃除をするようだった。
私達のチーム、といっても二人くらいの少人数だった気がするが、ゆめくろ(夢職人と忘れ時の黒い妖精)という乙女ゲームに皆ハマっていて私もそうで、ゆめくろの話題に熱中気味だった。
そのうちに掃除をしに行かなきゃいけないんだけど、いつの間にか喋ってたら午後6時過ぎていて予定より1時間ほど出遅れてしまって、私達は早く行かないとと、掃除に向かった。
担当する教室の一つに到着すると、子供達が粘土製作に教室を使っていた。
仕方無いのでこちらの教室は明日やろうと考えて、もう一つの教室に向かう。
でもそちらも子供達が数人粘土製作に使っていた。
でも人数が六人くらいだったので、床を掃かせてもらうだけでもしようとする。
しかし、子供達の中の一人の小学校一年生くらいの男の子が、私達が掃除をすることに文句を言ってきた。
私は男の子が生意気だったので食い下がって激しい口論に応戦した。
長い間激しく口論した。
ところで、私達は、最近現れたって謎の人型の巨大ロボットと戦っていた。ロボットの正体は未だに不明ではあったけど、戦う使命を持った組織に属している。
男の子との口論は、白熱したのだがだからこそ時間が経つとお互い感情も収まっていき、ある種の絆のような気持ちも芽生えたくらいだった。
男の子はまた粘土製作を再開して、それを見ていると、仕上げとして背中に『・・・未使用』と書いた。私達はハッとした。
未使用、という文字は見たことが無かったが、私達が戦っているロボットにいつも書かれている見慣れている文字には、同じように『・・・○○』という書き方をされているからだった。
男の子に私達もそのロボットを知ってるという話をし、意気投合して、「こんな出会いってないよね、不思議だねぇ」と話した。
しかしその後上司の人が来て(ガタイのいい顎ちょび髭のおじさん)、掃除を真面目にやらなかった罰で私達は謹慎処分となった。
私達は有無を言わさず部屋に閉じ込められる。
その後、夢から覚めて現実に戻ってきたのだが、その男の子が『・・・未使用』と年度のロボットに書いていた訳について、ふと思った。
未使用、と書いてあるからには、おそらくその男の子が見たロボットは未使用なのだろう。
そしてさもその男の子にとっては見慣れたものみたいな感じだったから、もしかして、彼には自覚がなくとも、ロボットの製造場所、あるいは保管場所がその子のすぐそばにあるのではないか?
そう思った時、謎だったロボットの正体、私達の敵の正体に、一歩近づける気がした。